ヴィッセル神戸は27日、清水エスパルスから元日本代表MF乾貴士(37)が完全移籍で加入すると発表した。「セクシーフットボ…

ヴィッセル神戸は27日、清水エスパルスから元日本代表MF乾貴士(37)が完全移籍で加入すると発表した。

「セクシーフットボール」で旋風を起こし、高2で全国制覇を成し遂げた野洲高から、07年に横浜F・マリノスに加入した乾は、08年夏からセレッソ大阪でプレー。11年夏からはドイツやスペインで活躍し、21年夏にC大阪に復帰。22年夏に清水へ移籍していた。日本代表では18年W杯ロシア大会に出場し、セネガル戦とベルギー戦で得点を記録した。代表通算36試合6得点。

来季で38歳になるベテランだが、ハードワークが求められるミヒャエル・スキッベ新監督の下でも、勝利に貢献すると期待される。今季のJ1ではスルーパス総数169でリーグ1位、チャンスクリエイト総数75で同4位、アタッキングサードでのスプリント回数294で同8位、ミドルサードでのスプリント回数192で同7位、ポゼッション時のスプリント回数376で同4位と堂々の高い数字を残している。

神戸には今季まで清水を率いた秋葉忠宏氏(50)もコーチとして加わることになっており、来季も継続してタッグを組むことになる。

乾はクラブを通じてコメントを発表。以下全文。

「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました乾貴士です。ヴィッセル神戸の一員として戦えることを、本当に嬉しく思います。今回の加入にあたり、僕の力が必要だと話をいただいたヴィッセル神戸の皆さまの期待と気持ちに応えるためにも、一つでも多くのタイトルをヴィッセル神戸にもたらすことが、僕の使命だと思っています。エスパルス退団が決定した際、最終戦でも多くのファン・サポーターの皆さんから『どこにいても応援する』と言っていただけたこと、たくさんのサッカー少年・少女が一緒に泣いてくれたこと、『サッカーを続けてほしい』と言ってくれたことが、本当に大きな支えとなりました。そんな子どもたちに、また僕のプレーを観てもらえることを本当に嬉しく思いますし、ヴィッセル神戸で結果を出し、熱いファン・サポーターの皆さまに応援していただけるよう、チームに貢献していきたいと思っています。応援よろしくお願いします。」