身長2メートル超の高身長も注目されている(C)Getty Images セ・リーグ覇者の阪神がオフの補強を着々と進めてい…

身長2メートル超の高身長も注目されている(C)Getty Images

 セ・リーグ覇者の阪神がオフの補強を着々と進めている。

 クリスマス明けとなった12月26日、球団は前ブレーブスのカーソン・ラグズデールと来季の契約を締結したと発表。背番号は46に決まった。

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 身長2メートル3センチから繰り出される角度ある150キロ超の速球とカーブのコンビネーションが武器とされる右腕は球団を通じて、「歴史ある阪神タイガースに入団できることをとても光栄に思います。また、日本でプレーする機会をいただけたことにとても感謝しています。野球キャリアの新しい章の始まりに興奮しており、2026年が素晴らしいシーズンになるのを楽しみしています」と意気込みを語っている。
 
 2020年にフィリーズ入り、今季オリオールズで中継ぎとしてメジャーデビューを果たした。計2試合、5イニングで8失点と結果を残せなかったが、27歳という若さ、奪三振率の高さで知られたジョン・デュプランティエを彷彿とさせる豪快なフォームも注目となる。阪神の助っ人陣の“魔改造”は知られているとあって、NPBに加入し、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まる。

 そして磐石の投手陣はさらに厚みが増すことに。最多勝のタイトルを獲得した村上頌樹、最優秀防御率の才木浩人に加え、助っ人陣では先に左腕のイーストン・ルーカスの獲得も発表となったばかり。大竹耕太郎、高橋遥人、伊原陵人ら右、左のバランスも良く、他球団垂涎のラインアップにまた1人頼もしい助っ人が加わった。

 助っ人陣においてもこれでチームにとってはオフに入って5人目の助っ人補強となった。今季シーズン途中から加入、存在感を見せたラファエル・ドリスとは再契約、また同じく救援として変則スライダーが話題のダウリ・モレッタ、野手では遊撃候補と目されるキャム・ディベイニー、そして左腕のルーカス、今回のラグズデールとピンポイントでしっかり課題を埋める補強を進めている。

 今回クリスマス明けの26日お昼に球団公式HPなど、一斉に獲得情報が流れるとファンの間からは「ロマンと期待にあふれる獲得」「デュープの穴は完全に埋まったな」「投げ方がまんまデュープだった」「大化けする可能性はある」などという声とともに事前に獲得情報がまったく洩れず、電撃獲得となったことで、「しかし、エグイな」「年末にまた補強のニュースが出るとは思いませんでした!」とチームのあくなき補強姿勢に感嘆の声も出ている。

 新たに加わった助っ人たちが悲願のリーグ連覇の大事なピースを担うか。来季のパフォーマンスが楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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