◆第20回阪神C・G2(12月27日、阪神競馬場・芝1400メートル、良) 今年の阪神でのラスト重賞は16頭で争われ、3…

◆第20回阪神C・G2(12月27日、阪神競馬場・芝1400メートル、良)

 今年の阪神でのラスト重賞は16頭で争われ、3番人気のルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)が、直線でナムラクレアとの追い比べを鼻差で制して勝利した。勝ちタイムは1分19秒0で、21年阪急杯でレシステンシアが記録した1分19秒2を更新するコースレコード。

 昨年のスプリンターズS制覇以降は勝利がなかったが、前走の京阪杯で2着。今回は6戦ぶりの復活Vで、重賞3勝目を手にした。

 鮫島克駿騎手は23年4月の1勝クラス2着以来、2度目のコンビでタイトルに導いた。

 2着は1番人気のナムラクレア(クリストフ・ルメール騎手)、3着は4番人気のフォーチュンタイム(団野大成騎手)が入った。

 鮫島克駿騎手(ルガル=1着)「追い負けないように頑張りました。スタートが空回ることがあるので、そこは十分に気を付けて欲しいと先生(杉山晴調教師)から言われていました。スタートを出たレースと出なかったレースを何度も見て、自分の中で正解を出せてうまく出すことができました。ハイペースだったけど、リズム良く運べて、最後は馬の勝負根性でさすがG1馬だなと思いました。G1を勝って以降、結果を出せていませんでしたが、前走から立て直してG1馬らしい走りだったと思います。G2の阪神Cを勝つことができて、いい感じで中山に迎える。明日も頑張りたいですね」