メッツが狙っていたコントレラスはレッドソックスに加入した 不信感は募るばかりだ。カージナルスのウィルソン・コントレラス内…

メッツが狙っていたコントレラスはレッドソックスに加入した

 不信感は募るばかりだ。カージナルスのウィルソン・コントレラス内野手が今オフにレッドソックスにトレードとなった。直近5シーズンで20本塁打超が4度を誇る、通算172発の33歳を巡っては、メッツも狙っていたと米記者が報告。大物選手の放出が相次いでいるだけに、「ファンに対する侮辱だ」などという声が上がっている。

 メッツからは今オフ、通算264本塁打のピート・アロンソ内野手がオリオールズへ。通算253セーブを誇るエドウィン・ディアス投手がドジャースへ移籍した。主砲と守護神の放出にファンは嘆いていた。

 地元放送局「NESN」のオーウェン・クリサフッリ記者は25日(日本時間26日)に公式HPへ「レッドソックス、ウィルソン・コントレラスのトレードでナ・リーグ有力球団との争奪戦を制したと報道」の見出しで記事を掲載。米紙「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏が「コントレラスがレッドソックスへ行く前に、メッツも彼を狙っていた」とX(旧ツイッター)で投稿していたことに触れ、「トレード市場ではレッドソックス以外にも競合が存在し、メッツも契約成立前に(コントレラス)獲得を試みていたという」と伝えた。

 メッツ専門ポッドキャスト「メッツ・アップ・ポッドキャスト」では、MLBコンテンツクリエイターのマーク・ルイノ氏が「多くのメッツファンが不満に思っているのでは『なんでウィルソン・コントレラスを取れなかったんだ? スターンズ(編成本部長)はまた寝てたのか?』ってことだよね」。司会のジェームズ・スキアーノ氏も「とにかくポジティブな何かが欲しいんだよね」と嘆いていた。

 さらに10日(同11日)の時点で地元放送局「SNY」のメッツ専門Xアカウントでは、MLB公式サイトのカージナルス番、ジョン・デントン記者が「コントレラスはニューヨークでプレーするためならトレード拒否権を放棄する見込みだ」などと伝えていた。これにはファンも失望の色を隠せなかった。

 投稿には「もう情けないどころじゃない」「マジでどうでもいい」「マジで笑えない冗談だわ」「これは球界最高のファンに対する侮辱だ」「(コディ・)ベリンジャーや(カイル・)タッカー級の外野手を獲る大型補強もやらなきゃ」「スターンズ(編成本部長)をクビにしてくれ。もううんざりだ」「他に何か手を打たない限り、これは理にかなってないよ」などと、“憤慨”するコメントが殺到していた。(Full-Count編集部)