日本ゴルフトーナメント振興協会のまとめによると、2025年の国内女子ツアー36試合のギャラリー総数は前年(37試合)比…
日本ゴルフトーナメント振興協会のまとめによると、2025年の国内女子ツアー36試合のギャラリー総数は前年(37試合)比2518人減の41万3480人だった。「フジサンケイクラシック」の開催中止、クマ出没による「明治安田レディス」無観客などの影響も受けた一方で、1試合あたりの平均は1万1814人で前年比571人の増加を記録した。
■「サロンパスカップ」大幅減でも総数1位
今季は4日間、3日間大会ともに18試合ずつを実施。4日間の総ギャラリー数1位は、2万2751人を動員した5月の国内メジャー初戦「サロンパスカップ」だった。例年のゴールデンウィーク期間中から1週後(5月8日~11日)の開催とあり、大会歴代2位となった前年3万5380人から大幅に減少したが、今季もトップを維持した。
そのほか2万人を超えたのは、7月「資生堂・JAL レディス」(神奈川・戸塚CC/2万703人)と10月「日本女子オープン」(兵庫・チェリーヒルズGC/2万33人)の計3試合だった。
3日間大会では、1万7328人が入った9月「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(愛知・新南愛知CC)が1位。前年比2037人減ながら全体でも4番目に入り、54ホール競技ながら例年通りの集客力を示した。
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■渋野日向子ら米メンバー出場の影響は
全体を通して前年比で最も増加した大会は、1万5人増の1万6598人が入った3月「Vポイント×SMBC レディス」。開催コースが2024年まで5回続いた鹿児島高牧CCから千葉・紫CCに移り、開催12回目で大会最高の動員数を記録した。ことしは米ツアーを主戦場にする渋野日向子が4年ぶりに参戦したほか、同じ米ツアーメンバーの西村優菜、勝みなみ、吉田優利、岩井明愛と岩井千怜もエントリー。吉田が9打差で圧勝し、渋野も6位と最終日まで上位でプレーした。
また、渋野の国内2戦目となった10月「スタンレーレディス」は前年比3557人増となる1万505人を動員。最終日は濃霧の影響で9ホールに短縮される状況で、大会7年ぶりの1万超えを達成した。同大会には岩井ツインズ、米ツアーメンバーの古江彩佳、笹生優花に加え、原英莉花の今季国内ツアー初戦も重なった。
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■総ギャラリー数のトップ3
<4日間>
3位:日本女子オープン/2万33人
会場:チェリーヒルズGC (兵庫)
2位:資生堂・JAL レディス/2万703人
会場:戸塚CC西C (神奈川)
1位:ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ/2万2751人
会場:茨城GC東C (茨城)
<3日間>
3位:樋口久子 三菱電機レディス/1万3463人
武蔵丘GC (埼玉)
2位:Vポイント×SMBC レディス/1万6598人
紫CCすみれC (千葉)
1位:住友生命Vitalityレディス 東海クラシック/1万7328人
新南愛知CC美浜C (愛知)