<NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP:千葉ロッテジュニア1-2福岡ソフトバンクジュニア>◇2日目◇27日◇…

<NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP:千葉ロッテジュニア1-2福岡ソフトバンクジュニア>◇2日目◇27日◇神宮

試合を決めたのは、福岡ソフトバンクジュニアの石丸輝真外野手(6年)だった。1-1のまま突入したタイブレークの延長7回裏、無死満塁の場面で、遊撃手の頭上を越えるサヨナラ打を放ち、チームを勝利に導いた。石丸は「ものすごくうれしかった。打席に入った時はとても緊張したが、打たないと、というより次につなごうという気持ちだった」と笑顔で振り返った。

背番号は「55」。松井秀喜氏に憧れ、「長打力を生かしたい」と自ら選んだ番号だ。嘉弥真新也監督(36)も「長打力と走力があり、いつも笑顔でチームを明るくしてくれるムードメーカー。ここ一番で期待に応えてくれた」とたたえた。

石丸は今チーム結成後4カ月で大きな成長を遂げた。「アニマルトレーニングが効いた」と話し、ウマやアヒル、コモドドラゴン、アメンボ、カンガルー、チーター、ビーバーなど、動物の動きを取り入れたトレーニングで体格や瞬発力を強化した。「練習の翌日は学校に行きたくないほど動けなかった」と厳しさを明かした。

石丸はこれで2試合連続の適時打。チームも2連勝し、連覇へ向けて力強く前進した。