11月の聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」に出場した山形県出身の4選手が26日、県庁を訪れ、試…

 11月の聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」に出場した山形県出身の4選手が26日、県庁を訪れ、試合や競技の結果を吉村美栄子知事に報告した。選手たちは「県民の応援が力になった」と感謝した。

 サッカー男子の斎藤心温(しおん)選手(24)、水泳の斎藤京香選手(25)、陸上の斎藤丞(たすく)選手(23)=いずれも酒田市=と、ハンドボールの大崎英人選手(48)=尾花沢市。

 銀メダルを獲得した心温選手は「世界を相手に戦うワクワク感がすごかった」、女子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した京香選手は「日本新記録と自己ベストを更新できて自信になった」と話した。

 5千メートルなどで決勝進出した丞選手は「世界の舞台で走れたのは大きな経験になった。次の大会はメダル獲得を目標にがんばりたい」、大崎選手は「歴史的な勝利を挙げることができうれしかった」と語った。

 吉村知事は「県民も大きな元気、感動をもらいました。これからもがんばって」とたたえた。

 4年に1度のデフリンピックは、日本では初開催で、21競技が行われた。県内出身者ではほかに、バスケットボール女子の小鷹実春(みはる)選手(26)=鶴岡市=が金メダルを獲得した。(斎藤徹)