全国高校ラグビー大会が27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。5年ぶりに兵庫県代表として出場する関西学院は2…
全国高校ラグビー大会が27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。5年ぶりに兵庫県代表として出場する関西学院は28日(試合開始予定は午後2時30分)に九州学院(熊本)との初戦を迎える。
安藤昌宏監督が「今年一番気負った」という、11月の兵庫県予選決勝では、キックを使わず自陣から攻める戦術が奏功。ライバルの報徳学園に付け入る隙を与えず完勝だった。決勝戦前はチームにピリピリとしたムードがあったというが、優勝したことで消え、その後は普段通りにリラックスして練習に取り組めたという。
「今はプレーの精度を高める時期」とチーム力の向上に努めてきた。今年、週1回から2回に増やした関西学院大との合同練習の効果が出ているという。関西学院大は強豪で今年の大学選手権で8強入りした。大学生の強い当たりやスピードを経験できることで、体の大きい高校生相手にも対応できるようになった。
初戦で当たる九州学院と現在のチームは対戦したことがない。戦力分析はしており、相手主将でナンバーエイトの豊田大将選手に注意し、ロングキックの戦術も警戒する。
主将の西浦章博選手(3年)は「花園で戦うことがイメージできてきた。強みであるディフェンスからリズムを作り、最強のフォワード陣が点を取る。目標であるベスト8以上を目指したい」と意気込む。
6日の抽選会では、西浦主将が開会式で選手宣誓することが決まった。「支えてくれた人たちへの感謝と、出場する56校を代表する言葉を届けたい」と笑顔で話した。(田口慎太郎)