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 12月26日(現地時間25日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームのチェイス・センターでダラス・マーベリックスと対戦し、126-116で勝利した。

 

 クリスマスゲームとなったこの試合で、元チームメートであるマブスのクレイ・トンプソンとウォリアーズのステフィン・カリーはコートの上で再会。試合中に両者は何度もマッチアップし、その度にチェイス・センターの観客は歓声をあげていた。

 さらに、カリーは独特な形でこの“クリスマスの再会”を演出したことも話題を呼んだ。この試合でカリーは、トンプソンのシグネチャーシューズである「ANTA KT11 “Christmas”」を着用し、対戦相手であり元相棒のトンプソンへオマージュを捧げている。

 11月14日にアンダーアーマーとの決別が発表されて以降、幾度となく対戦相手への敬意を伝えるようなシューズ選びを行なってきたカリー。11月19日のオーランド・マジック戦では同チームのレジェンドであるシャキール・オニールの「Reebok Shaqnosis」やアンファニー・ハーダウェイの「Nike Air Penny 2」を履き、12月13日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではアンソニー・エドワーズの「Adidas AE 2」を着用していた。

 スニーカーフリーエージェントとなったカリーの粋なシューズ選びは、試合の度にファンの注目を集めている。この試合では、ともにウォリアーズの一員として4度のリーグ制覇に貢献したトンプソンに対してリスペクトを表明した。この件について、トンプソンは試合後のロッカールームでインタビューに応じ、以下のようにコメントした。

「最高だった。本当にクールだよ。あのシューズで勝ってほしくはなかったけどね。素晴らしかった。リスペクトだ」

 当人であるカリーも試合後のインタビューで本件について質問を受けているが、次のようにユーモアを交えて回答していた。

「特別な意味を持たせたいとか、そういう意図はないよ。たまたまロッカールームにANTAのKT 11が置いてあって、それが自分のサイズだったから履いただけかな」

 マッチアップの度に観客が沸いたことについて、カリーは「ファンは何も見逃さずに見てくれる。特にスプラッシュ・ブラザーズが一緒にいるときはね」と再会の喜びを露わにした。ウォリアーズとマブスは、2026年1月23日に再び対戦を予定している。