【リヤド(サウジアラビア)27日=藤中栄二】IBF世界スーパーフライ級6位寺地拳四朗(33=BMB)が世界挑戦をキャンセ…

【リヤド(サウジアラビア)27日=藤中栄二】IBF世界スーパーフライ級6位寺地拳四朗(33=BMB)が世界挑戦をキャンセルされたと発表された。27日、サウジアラビア・リヤドで挑戦予定だった同級王者ウィリバリド・ガルシア(36=メキシコ)が26日午後の公開計量後、体調を崩して入院し、試合キャンセルになったという。これで寺地の世界3階級制覇挑戦はいったんご破算となった。26日の前日計量(リミット52・1キロ)では、51・6キロでパスした王者に対し、寺地は51・9キロでクリア。「自分のキャリアで1番大事な試合」と位置づけていたが、ガルシアの「ドタキャン」で世界挑戦は中止となった。

ガルシアと契約を結ぶMPプロモーションのショーン・ギボンズ社長によると、計量後の食事した後に体調が急変したという。同氏は「今朝、ウィリバリドは素晴らしい計量クリアを果たした。すべて順調だった。何が原因か分からないが、胃の調子が悪かったようです。胃の検査をしたが、調子が良くない」と説明した。

IBFには独自ルールの当日計量を設定しており、10ポンド(4・5キロ)以上の増量はできない。ガルシアは当日計量に臨む前に棄権することになった。主催者となるサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)は中東地域から寺地の対戦相手を2人ほどリストアップし、代替選手を見つけようとしていたものの、試合は行われないという。

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう)1992年(平4)1月6日生まれ、京都・城陽市出身。奈良朱雀高-関大。ボクシングは中3から。14年に元日本ミドル級王者の父・寺地永のBMBジムに入り、同年8月にプロデビュー。17年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、その後8度防衛。21年9月に初めて王座陥落するも22年3月に矢吹正道にリベンジを果たして王座奪還。同年11月にはWBAスーパー、WBC同級王座統一。24年10月にWBC世界フライ級王座を獲得し、25年3月にはWBA、WBC世界同級王座統一し、井上尚弥に続く日本人2人目の2階級統一王者となったが、7月にサンドバルに敗れて王座陥落していた。