プロボクシング興業「SAIKOU×LUSH vol.4」が27日、愛知・常滑市の愛知県国際展示場で行われる。IBF世界フ…
プロボクシング興業「SAIKOU×LUSH vol.4」が27日、愛知・常滑市の愛知県国際展示場で行われる。
IBF世界フライ級王者の矢吹正道(33=緑)が、同級1位の元世界王者フェリックス・アルバラード(36=ニカラグア)と対戦する世界戦がメインイベントとして行われるが、第8試合にも元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(36=フィリピン)が登場する注目カードが組まれている。
カシメロはフェザー級8回戦で元ユーススーパーバンタム級王者の溝越斗夢(26=LUSH)と対戦。10月25日にキルギスで行われた58・0キロ契約10回戦で、日本フェザー級7位(当時、現6位)亀田京之介(27=MR)に0-3の判定負けを喫する波乱もあったが「前の試合は相手をなめていた部分があった。今回は準備してきた」と万全をアピールした。
ともに一発クリアした計量後の会見では、舌戦を繰り広げた。
カシメロが「溝越選手は逃げ回ることになる」と言えば、溝越は「1ラウンドから倒すボクシングを練習していて、逃げ回る展開は自分の中ではない」と応戦。それに対してカシメロは「1ラウンドで倒すというのはもう聞き飽きた。自分の目の前では絶対に逃げ回ることになる」と返し、溝越も「カシメロがリングで転がって泣いている、そんな試合の終わりが見えると思う」とやり合った。
同日にはサウジアラビアで井上尚弥や中谷潤人、寺地拳四朗らが出場する「ナイト・オブ・ザ・サムライ」が開催されるが、溝越はそこに負けない試合を披露すると宣言。「同じ日に海外でビッグマッチがあるんですけど、それを食っちゃうぐらいのハードな試合をするんで、みなさん見てください」とぶち上げた。【永田淳】