NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第3節(リーグ…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第3節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年12月28日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
横浜キヤノンイーグルス vs 東芝ブレイブルーパス東京
東芝ブレイブルーパス東京(D1)

東芝ブレイブルーパス東京の酒木凜平選手。昨シーズンは出場なし、今シーズンは開幕からの3試合すべてにメンバー入りを果たしている
東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は12月28日(日)、秩父宮ラグビー場で横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)と対戦する。
前節の静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)戦は雨中の激闘となり、26対22で今季初勝利をつかんだ。急きょ先発出場となった酒木凜平は攻守に奮闘し、試合の流れを引き寄せた。
「急にスタメンになって、逆に『やるしかない』という気持ちで試合に臨めました。スタメンは大学以来で4年ぶりだったと思いますが、自分の強みであるスピードやボールキャリーを見せることができました」
御所実業高校、大東文化大学、コベルコ神戸スティーラーズを経て、昨年BL東京に加入した酒木。昨シーズンは出場機会がなかったが、試合メンバー外選手を指す『K9』の一員として努力を重ねてきた。静岡BR戦の活躍は、いまも試合に出ようと牙を研ぐK9の選手たちにも響いたはずだ。
「昨季はずっとK9だったので僕もそのマインドをもっています。試合後に、K9のメンバーが『良くやった!』と言ってくれたことが何よりうれしかったです」
BL東京に加入して、原田衛(現・モアナ・パシフィカ)や木村星南、リーチ マイケルらの練習量に驚き、彼らに食らい付く中で自身を高めてきた。メンバーに選ばれず、落胆することがあっても、前を向くK9の姿が酒木の心境に変化をもたらした。
「みんな試合に出たいと強く思っていますが、K9のメンバーはその欲を相手にぶつけるのではなく、自分がやるべきことをやった上で『試合に出たい』と思っているのがすごく良いと思います。BL東京には『これぐらいでいいだろう』という考え方がなくて、自分がやるべきことを当たり前のようにやり切る。その文化が素晴らしいです」
BL東京には「試合に出れば絶対に活躍できる選手がまだまだいますから」と、熱く語った酒木。1試合23人のメンバー入りに向けて、今週も選手たちはしのぎを削り、それぞれの思いが交錯してきた。
試合に出られる喜びと出られない悔しさを知るからこそ、3試合連続出場となる酒木は横浜E戦に全力を出し切る。試合後にK9のメンバーと胸を張って会うために。
(安実剛士)