有原航平の日本ハム復帰が有力となる中、来季はリーグ3連覇に挑むソフトバンク・小久保裕紀監督(C)産経新聞社 ソフトバンク…

有原航平の日本ハム復帰が有力となる中、来季はリーグ3連覇に挑むソフトバンク・小久保裕紀監督(C)産経新聞社
ソフトバンクから自由契約となり、去就が注目されていた有原航平が日本ハムに復帰することが有力となった。12月25日にスポーツ紙を中心に一斉に報じられた。
有原は早大から2014年ドラフト1位で日本ハムに入団。15年に新人王、19年に最多勝を獲得した右腕は、20年オフにポスティングシステムを利用して、メジャー移籍。レンジャーズで2年過ごした後、23年に日本球界復帰。ソフトバンクに入団した。
【速報】有原航平が4年30億円規模で古巣に復帰!”日本ハムにとってかなり大きい!”衝撃的な決断に速報でお伝えします!【プロ野球ニュース】
ソフトバンクでは10勝、14勝、14勝と安定して白星を挙げ、昨季と今季は伊藤大海(日本ハム)と最多勝を分け合った。今季はパ・リーグの覇権を激しく争ったソフトバンクと日本ハム。単純計算で14勝分の増減となる。
豊富な戦力を誇る日本一軍団と言えど、エース格のライバルチームへの“流出”は痛恨だ。現役時代は大洋(現DeNA)、日本ハムでプレーし、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者で活躍する高木豊氏は、12月26日までに更新した自身のYouTubeチャンネルで「14勝できる投手って、そうそういない。非常に大きな痛手にはなる」と論じた。
高木氏は自由契約のタイミングで、退団は覚悟していたのではという見方を示した上で「抜けるだけ抜けて、補強がまだソフトバンクはできてないのかなという印象を受ける」と指摘。今年の日本シリーズで、セ・リーグ独走Vの阪神を4勝1敗で下したソフトバンクを見て「来年も強いぞ」と確信したが、古巣復帰となれば「日本ハムを超えるために、どうしたらいいのかを考えないといけない」と率直な思いを明かした。
「ソフトバンクで最後まで頼りになったのは、(リバン)モイネロと有原。有原が抜けるっていうのは、やっぱモイネロが抜けるのと同じような感じがするよ。14勝なくなるのは痛いよね」と高木氏。その一方で、常勝軍団の底力にも期待を込め「日本ハムには追い風、ソフトバンクには逆風が吹いた。ここでソフトバンクの本当の強さを見たい気もするね」と語った。
両チームは来季、福岡での開幕カード(3月27~29日)で激突する。日本ハム・新庄剛志監督は、開幕投手に伊藤を指名し、2戦目の北山亘基、3戦目の達孝太まで発表した。この構想通りなら、有原は開幕2カード目となる3月31日からの本拠地でのロッテ3連戦で最初の登板が有力視される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「新庄監督にとってはクリスマスプレゼント」有原航平の日本ハム復帰報道に球界OBが解説 沢村賞エースの米移籍にも追い風か
【関連記事】「ファイターズに対して義理、恩返しをしなきゃいけない気持ちがずっとあったんかな」球団OBが濃厚となった有原の6年ぶり日本ハム復帰の裏側を考察「ぶっちぎりの優勝あるね」
【関連記事】【日本ハム】「復活が胸熱すぎる…」5年ぶり古巣復帰の西川遥輝 ファンがひそかに待ち焦がれる「はるたく」コンビ復活