◆スピードスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪選考会 第1日(26日、長野市エムウェーブ) 26年ミラノ・コ…

◆スピードスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪選考会 第1日(26日、長野市エムウェーブ)

 26年ミラノ・コルティナ五輪選考会の全日本選手権が開幕した。男子500メートルが行われ、2022年北京五輪銅メダルの森重航(オカモトグループ)が国内記録の34秒36をマークし、優勝した。日本記録保持者の新濱立也(高崎健康福祉大職)は34秒40で2位に入った。2人とも派遣標準記録「SS」の34秒51を切り、ミラノ五輪代表入りが確実となった。

 2大会連続メダル獲得へ、スタートラインに立った森重。「いい記録が出てうれしい。金メダルを目指すにはまだまだ足りない部分がある。オリンピックで最高のレースができるように」と更なる飛躍を誓った。

 新濱は今年4月に沖縄・石垣島での個人合宿中に交通事故に遭い、顔面骨折などの大けがを負った。苦しい時期を乗り越え、2大会連続五輪を決め、「誰よりも苦しい4年間過ごしてきた。本来の自分の滑りができれば必ず結果は出ると思っていた。今日は集中できたし、ミラノに行くという強い気持ちが今日は後押ししてくれた」と喜びを表した。