広島益田武尚投手(27)は今オフも投げて覚えていく。11月の秋季キャンプではチーム2番目に多い1130球の投げ込みを行っ…
広島益田武尚投手(27)は今オフも投げて覚えていく。11月の秋季キャンプではチーム2番目に多い1130球の投げ込みを行った。キャンプ打ち上げ後はしばらくノースローで調整してきたが、12月に入り投球練習を再開。昨オフも投げ続けていたが、充実度はまったく異なる。「昨年は不安だったから投げていたんですけど、今年は秋(キャンプ)にいいものがあったから忘れないために投げておきたい」。秋季キャンプで新井監督や黒田球団アドバイザーから名前を挙げられるほど評価を上げた。
シーズン終了後からツーシームの精度を上げたことで、新たな投球スタイルを確立しつつある。秋季キャンプでは目をつぶり、体の感覚だけで投じる意識付けも行った。「あとはどれだけ気持ちが高ぶったときにコントロールできるか。あの感覚を忘れないこと」。これまで苦手だった筋力トレーニングも強化し、横手投げのフォームに落とし込んでいる。「自信のない自分を変えたい」。球団施設を利用できない年末年始も投げて、秋の好感触を春につなげていく。