21年のBCディスタフを制したマルシュロレーヌの初仔となるマルシュボヌール(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)が、日曜阪神4…

　21年のBCディスタフを制したマルシュロレーヌの初仔となるマルシュボヌール(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)が、日曜阪神4Rの2歳新馬(ダ1400m)でデビュー勝ちを狙う。

　マルシュボヌールは父ドレフォン、母マルシュロレーヌ、母の父オルフェーヴルの血統。母は21年のBCディスタフを制し、日本調教馬では初となる米ダートG1制覇を果たした名牝。そして叔父のバーデンヴァイラーは22年のマーキュリーCと23年の佐賀記念の覇者。さらにイトコのナミュールは23年のマイルCS、同じくラヴェルは22年のアルテミスSと24年のチャレンジCを制している。遡れば曾祖母のキョウエイマーチは97年の桜花賞馬なので、コンスタントに活躍馬が出ている名牝系出身となる。馬名の意味由来は「幸せへの行進(仏)。母名より連想」。キャロットクラブにおいて総額7000万円で募集された。

　ここまで坂路とCWを併用して負荷をかけられてきた。初戦のデキは未知数だが、血統のスケール感は文句なし。実戦にいって本領発揮となることを期待したい。