<NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP:千葉ロッテマリーンズジュニア4-3オリックス・バファローズジ…

<NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP:千葉ロッテマリーンズジュニア4-3オリックス・バファローズジュニア>◇1回戦◇26日◇横浜

千葉ロッテマリーンズジュニアがサヨナラ勝利で白星スタートを切った。

5回に1点勝ち越され迎えた6回、同点に追い付き、なおも1死三塁から布留川新外野手(6年)が、真っすぐを捉えると、打球はセンターの頭を越える中越え適時二塁打に。「逆転したと思っていたので、気持ちよかったです!」とガッツポーズを見せた。

小林宏之監督(47)は「思った以上に子どもたちが緊張していた。でも、ベンチから声が出ていい雰囲気を作ってくれた。そのおかげですね」と、振り返った。

雰囲気作りにひと役買ったのは、通算248セーブを挙げているロッテ益田直也投手(36)の長男、輝々(きき)投手(6年)だ。この試合で出場機会はなかったが、ベンチの最前列から大きな声でチームメートを鼓舞し続けた。「エラーした人に声をかけたり、打った時も声を出して、みんなを盛りあげました」と輝々。試合に向かうとき、父に「もしエラーをしても、すぐに落ち込まず。声を出して頑張っていけ」と、送り出された。父の教え通りのプレーで勝利に貢献。おかげで声はガラガラになったが「うれしいです」と勝利をかみしめた。

どんな立場でも、一生懸命やる。その責任感は父と同じ背番号「52」から伝わる。「父に恥をかかせないように。一生懸命やりたいです」。父の教えを胸に、次戦も輝々らしく戦う。