JRAは25日、第70回有馬記念(GI、中山芝2500m)の枠順を発表した。史上5頭目の連覇を目指すレガレイラは3枠5番…
JRAは25日、第70回有馬記念(GI、中山芝2500m)の枠順を発表した。
史上5頭目の連覇を目指すレガレイラは3枠5番、昨年3着のリベンジを期すダノンデサイルは5枠9番、3歳馬のミュージアムマイルは2枠4番から発走する。
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■3~5枠が安定
過去10年、最多3勝を挙げ、連対数もトップをマークするのが【3.2.1.14】の5枠。このうち1番人気が【3.0.0.2】と5頭も占める。これに続くのが4枠【3.0.2.15】と3枠【2.1.1.16】。3枠と4枠は、いずれも1番人気が0頭で2~5番人気が合わせて【4.1.3.6】勝率28.6%、複勝率57.1%という成績。回収値は単勝226、複勝145とベタ買いOK。
内過ぎず外過ぎずの3~5枠は馬群で脚を溜めやすく、ロスも抑えてレース運びが可能になり、恩恵を受けやすい枠と言えそうだ。3枠のレガレイラとメイショウタバル、5枠に入ったダノンデサイルは好枠を引き当てた。
2連対をマークするのは1枠【1.1.2.15】、6枠【1.1.1.17】、2枠【0.2.1.17】、8枠【0.2.1.17】で、7枠だけが【0.1.1.18】と最も成績が悪い。
人気別でみると、1~5番人気【9.5.8.28】のうち、7~8枠だと【0.0.1.9】と勝ち負けは絶望的。また2枠も【0.0.0.3】と結果が出ていない。8枠のタスティエーラは分が悪く、2枠のミュージアムマイルもすぐ外に強豪が揃っているだけに少々割り引きが必要かもしれない。
6~10番人気【1.4.2.42】においては、2枠が【0.2.1.5】、8枠が【0.2.1.4】と伏兵が多数好走。ただし、8枠から好走した3頭はC.デムーロ、C.ルメール、H.ボウマンとすべて外国人ジョッキーであり、高い技術と腕っぷしが求められる。2枠は逃げたタイトルホルダー(6人気3着)、中団以下から差し脚伸ばしたボルドグフーシュ(6人気2着)、先行したクイーンズリング(8人気2着)と脚質問わず好走していた。
枠順抽選時には、最後のふた枠で2枠3番と5枠10番が残り、鞍上の団野騎手は「2枠3番がいい」と口にすると見事希望通りの枠を引き当てた。傾向的にもジャスティンパレスは有終の美を飾れる可能性が高まったか。
■武豊のとなりはパーフェクト
有力一角のレガレイラに騎乗するルメール騎手は、武豊鞍上メイショウタバルの隣に入り「パーフェクト」と一言。昨年もルメール騎手は武豊騎手の隣を引き当て「よかった」と安堵していたが、金曜日にドウデュースが無念の出走取消。
ちなみに過去10年で武豊騎手が3着以内だった4回において、隣の馬が必ず馬券に絡んでいる点は注目しておくべきだろう。2016年は1番枠のキタサンブラック2着時、3着に2番枠ゴールドアクター、17年は2番枠のキタサンブラック優勝時、2着に3番枠クイーンズリング。2019年7番枠のワールドプレミア3着時は1着に6番枠リスグラシュー、23年5番枠のドウデュース優勝時は3着に4番枠タイトルホルダー。やはり“武豊のとなりはパーフェクト”のようだ。
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