◆報知新聞社主催 全国都道府県対抗中学バレーボール大会(25日、Asueアリーナ大阪) 開会式が行われ、男女計96チーム…
◆報知新聞社主催 全国都道府県対抗中学バレーボール大会(25日、Asueアリーナ大阪)
開会式が行われ、男女計96チームが入場行進した。前年優勝チームの主将である東京・草薙羅云(らい)と、京都・桝谷栞愛(かんな、ともに3年)が選手宣誓した。開会式後に男女のグループ戦各3試合が行われ、女子は今大会最長身の秋田・鎌田一歌(3年)が登場も、福井にストレート負け。男子では7度の優勝を誇る福岡が黒星スタートとなった。
今大会最長身プレーヤーが、初の全国舞台に立った。秋田女子の181センチ、鎌田はスパイクやブロックを決める場面もあったが、チームは序盤に7連続失点するなど流れをつかめず。「緊張が出た。もう少しやれたという後悔が残ってしまった」と肩を落とした。
幼い頃はバレエに励んでいたが、身長を生かした競技に取り組もうと、友人の誘いもありバレーボールに中学から没頭。「みんなでやって楽しかった」とのめり込んでいくと、2年時には「もっとうまくなりたい」と部活動に加えてクラブチームの練習にも参加するようになった。
今年は長身選手発掘育成合宿や全国中学生選抜の第1次強化合宿にも参加。レベルの高い環境に身を置くことで成長し、今大会は競技歴がチームで一番短いながらも主将に任命された。目指すのはプロ選手。「後悔が残らないよう、できることを全力で出し切ります」と、グループ戦突破へ負けられない一戦を見据えた。(瀬川 楓花)
【東京男子】 連覇に向け、開会式では草薙主将が人生初の選手宣誓。「ちょっと、かんじゃったんですけど…声はよく出せた」と、照れ笑いで振り返った。昨年は2年ぶり8度目のV。大会最多優勝のさらなる更新がかかる中、今回は全国中学生選抜の第1次強化合宿に参加した選手を3人、複数ポジションをこなす選手を6人そろえる。草薙は「全部出し切って、全力で挑みます」と闘志を燃やした。
◆大会形式 男女とも48チームが参加。3チームずつ16組に分かれてグループ戦を行い、各組1、2位が決勝T進出。勝率が同じ場合は〈1〉セット率〈2〉ポイント率の順で決定。3セットマッチ(25点ラリーポイント。グループ戦と準々決勝までは第3セットのみ15点)とし、3位決定戦は行わない。