伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。第17…
伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。第17回は2年ぶり71回目出場の東農大。
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16年ぶりのシード奪回へ、大エースを軸に一致団結して挑む。10月の箱根予選会は、24年の予選会で10位の順大に歴代最少1秒差に泣いた雪辱を果たし、6位で2年ぶりの出場切符を手にした。小指監督は「目標はシード権獲得」と言い切る。
1万メートル日本学生記録保持者の前田は、順当なら初のエース区間2区起用が有力だ。前々回の箱根22位経験者の原田、深掘、植月、栗本も上級生となって成長。さらに、今年の箱根予選会に出場した井坂、内田、11月の世田谷ハーフで1時間4分11秒をマークした森本の新入生3人も台頭した。指揮官も「2年前よりもレベルが高い」と話せば、菅原主将も「全員で戦っていけるチームになった」と総合力に自信を見せている。
◆東農大 1919年に独立した競技部として創部。箱根駅伝には21年の第2回大会に初出場。最高成績は2位(77年)。往路は優勝1回(74年)、復路は最高2位(77年)。出雲駅伝は最高5位(91年)。全日本大学駅伝は最高2位が5回(74~77年、85年)。タスキの色は松葉色。大根を持って踊る「青山ほとり」(大根踊り)は応援団の名物。長距離部員は47人、学生スタッフは7人。主なOBは24年パリ五輪男子マラソン代表の小山直城(ホンダ)ら。