NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第3節(リーグ…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第3節(リーグ戦)カンファレンスB
2025年12月27日(土)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs 東京サントリーサンゴリアス

東京サントリーサンゴリアス(D1)


フィニッシャーとしての役割を理解し、遂行する。東京サントリーサンゴリアスの箸本龍雅選手

開幕2連勝を飾った東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。12月27日の第3節、秩父宮ラグビー場で激突する相手は、こちらも開幕2連勝中のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)だ。年内最後の一戦で連勝を伸ばし、気持ち良く新年を迎えたい。

この試合で、出場すれば『サンゴリアス50キャップ達成』という節目を迎えるのは27歳の箸本龍雅。明治大学時代からボールキャリーに定評のあるバックローとして期待されてきた男は、ここまでの東京SGでのキャリアをどう振り返り、いまの自分の役割をどう捉えるのか。

「最初の2、3年は試行錯誤することも多く、壁に当たっていると感じることもありました。でも、その苦しい時期を過ぎたここ1年ほどは、自分がどうチームに必要とされているかの理解度が高まり、その“必要なプレー”の遂行に集中できています。いまであれば、試合後半からフィニッシャーとして出ることが多く、そこで求められるのは、多くのポジションを高い精度でカバーできること。そして、ボールキャリーのインパクトでチームの勢いを前に出すこと。その部分は、大学時代よりも成長できていると思います」

フォワードのさまざまなポジションをカバーできるユーティリティー性も箸本の魅力。ただ、コーチからはこんなアドバイスも受けているという。

「もっと『龍雅のラグビーをやれ!』とも言われています。どのポジションで入ったとしても、常にハングリーに、運動量と動き出しを意識すること。特に、ボールを持っていないときの動きはどん欲にプレーしようと心掛けています」

前節では相手キックを的確に読んで見事なチャージを見せるなど、まさに“ボールを持っていないときの動き”でスタジアムを大いに沸かせたプレーも。その頼もしさについて、明治大学の2学年先輩、スクラムハーフの福田健太はこう評する。

「あのキックチャージは龍雅らしさの詰まった素晴らしいプレー。大学時代とは違い、個の力だけでは限界が来る中で、いかにチームにアジャストできるか。龍雅はその課題をうまく突き抜けたことで、いいパフォーマンスができているんだと思います」

ここまでの2試合、後半残り20分からのトライ量産が東京SGの勝利の方程式。今節もその流れで勝利をつかめるか。ベンチで戦況を見守る箸本龍雅は出番に備え、静かにその牙を研ぎ澄ませる。

(オグマナオト)