スピードスケートの26年ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権(長野・エムウェーブ)が、26日に開幕する…
スピードスケートの26年ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権(長野・エムウェーブ)が、26日に開幕する。激戦の男子500メートルで代表入りを目指す22年北京五輪8位の村上右磨(高堂建設)は、会場のリンクで最終調整した。
33歳のベテランは2大会連続出場に向け、やや厳しい状況に置かれている。W杯前半4大会で2季ぶりに代表入りを果たしたが「自分の中で手応えがあって、出るなと思っていた」と33秒台を狙った第1戦(米ソルトレークシティー)の2本で34秒93、34秒83と振るわず。残り3大会で試行錯誤を続けてきたが、同じくW杯代表の森重航、広瀬勇太、新濱立也、倉坪克拓に後れを取る形となった。
ただ、第4戦で復調の兆しをつかんだ。「これかなっていうのが自分の中で見つけられた。それを(日本に)帰ってきてから修正できて、自分の中で期待感はすごく生まれてきた感じがある。明日のレースが楽しみ」。逆転での代表入りへ、闘志を燃やした。