<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:藤枝明誠73-86土浦日大>◇25日◇男子2回…
<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:藤枝明誠73-86土浦日大>◇25日◇男子2回戦◇東京体育館
藤枝明誠(静岡第1代表)が73-86で土浦日大(茨城)に屈し、2回戦で敗退した。試合序盤からリードを許す苦しい展開の中、第3クオーター(Q)で一時逆転に成功。しかし、最後は13点差をつけられて試合が終わった。これで23日の1回戦で敗れた男子・浜松学院興誠(静岡第2代表)と女子・浜松開誠館に続いて、県勢全3チームが大会を去った。
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藤枝明誠が、早すぎる終戦を迎えた。優勝候補の一角に挙げられながら、初戦の2回戦で敗退した今夏の全国総体から約5カ月。集大成の冬も、2回戦で戦いの幕が閉じた。金本鷹監督(35)は「メインコートまで見据えていたので、こんなに早く終わる予定は全くなかった。力の半分も出せずに終わってしまった」。目指した全国制覇への道が途絶え、選手たちはコート脇で泣き崩れた。
終盤で競り負けた。4点のリードを奪って迎えた第4Q。72-66の場面で16点を連続で失った。一気に突き放されて万事休す。最後は危なげなく時計の針を進められ、終了のブザーが鳴った。エースでゲーム主将のSG野津洸創(3年)は「説得力がないかもしれないけど、自分たちは日本一になる力はあると断言できる。でも、それを出し切れなかった自分たちのメンタルの弱さ」とうつむいた。
2、3点シュート、フリースロー全ての決定率が相手を下回った。「途中からリング下すら入らない状況だった」(野津)。精度を欠くと、200センチの留学生アメーエマニュエル・チネメルン(2年)を置いたゴール下も主導権を握られた。第3Qで逆転も、指揮官は「前半のビハインドが大き過ぎた。後半で変えたかったこと(戦術)を前半から変えるしかなかった」。思い描いたプランは崩れ、勝負どころでリードを守り切ることはできなかった。
悔しすぎる敗戦となったが、この日7人の下級生が全国のコートを経験した。野津は「メンタルが強い選手たちが集まっている。全員で助け合ってやっていけば、必ず日本一になれるチームだと思う。自分たちの分も実現してほしい」。夢を託し、大舞台を後にした。【前田和哉】