東京大賞典(12月29日・大井ダート2000m)への出走を予定しているキングズソード(栗東・寺島良厩舎)。2023年…

 東京大賞典(12月29日・大井ダート2000m)への出走を予定しているキングズソード(栗東・寺島良厩舎)。2023年の同レースは5着だったが、同じ舞台の2024年帝王賞は1着。今朝25日はレースに向けた最終追い切りを行っている。

 ダート馬場のEコースへ入場して、半周してから坂路へ移動。1回目のハローが終了した直後にダノンカゼルタに先行する形でスタート。スタートした時は2馬身くらいの差があったものの、2F目区間に入った頃には半馬身くらいのところまで詰められる。

 ただ、手応えは終始楽で、自分のリズムで加速していく。3F目区間に入って、相手はなんとか並びかけようとしてくるが、逆に4F目区間で失速。突き放される形となり、キングスソードが3馬身ちょっと先着してゴールとなった。

 時計は4F53.8〜3F39.6〜2F25.7〜1F12.7秒。水曜日同様、時計を要する馬場状態だったことを考慮すると、時計的にはしっかり動くことができている。今回は坂路での追い切りが中心になっており、ここは過去の好走時とは違うものの、走り自体は活発だった。

(取材・文:井内利彰)