阿部監督は来季が就任3年目、勝負を賭ける年となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 今季レギュラーシ…

阿部監督は来季が就任3年目、勝負を賭ける年となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今季レギュラーシーズン3位に終わった巨人の巻き返し策が注目されている。

 投手陣の補強では前レイズのフォレスト・ウィットリーを獲得。身長201センチ、16年ドラフト1巡目(全体17位)という経歴も注目されている。160キロ超の直球に加え、多彩な変化球で打者を封じ込める。

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 今季3Aでは8勝4敗、防御率2.80、高い奪三振率も魅力とされる。

 そして先発陣では2年連続開幕投手を務めた戸郷翔征の復活がV奪回の必須条件となりそうだ。今季はファーム落ちの時期もあるなど、貯金を作れず。チーム唯一の2桁勝利をマークした山崎伊織とともにチームをけん引する役割が期待される。

 左腕では来季が高卒7年目シーズンとなる井上温大の本格覚醒が待たれる。2024年シーズンはキャリアハイの8勝をマーク。さらなる飛躍が期待された今季は4勝8敗と伸び悩んだ。高い潜在能力は認められており、左のエースとして独り立ちを果たせるか、真価が問われそうだ。

 右では西舘勇陽も注目の存在となる。ドラフト1位右腕も今季は交流戦中に先発としてプロ初勝利を飾ったものの、持っているポテンシャルとしてはさらなる伸びしろが期待される。赤星優志らとともに右の先発陣としてしっかり力が発揮できれば、チームに勢いをもたらす。

 またドラ1の竹丸和幸は即戦力左腕として期待がかかる。チームにはほかにも横川凱、森田駿哉ら先発左腕枠を奪うべくし烈な争いも注目となる。

 いずれにせよ、投手王国を着々と築いている阪神を追うためには総力戦となる。一人でも多く、躍動したパフォーマンスを示せるか。意地を見せたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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