連覇がかかるレガレイラをはじめ、皐月賞馬ミュージアムマイル、GI・3勝目を狙うダノンデサイルなどがエントリーしている…
連覇がかかるレガレイラをはじめ、皐月賞馬ミュージアムマイル、GI・3勝目を狙うダノンデサイルなどがエントリーしている有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。好メンバーが集う“競馬界の総決算”をひと味違った視点から紐解いてみたい。武豊騎手が宝塚記念を制した今年、メイショウタバルの好走を後押しするデータが存在した。
武豊騎手は史上最多の宝塚記念5勝を挙げている。89年にイナリワンで天皇賞(春)から連勝し、93年にはメジロマックイーンを導いた。97年にはマーベラスサンデーで勝利して、06年にはディープインパクトで制覇。そして今年はメイショウタバルとタッグを組み、1000m通過59.1秒のミドルラップに持ち込むと、ベラジオオペラに3馬身差を付ける完勝で5回目の戴冠を果たした。
そんな同騎手が宝塚記念を制した年の有馬記念の騎乗成績を見てみると、89年はスーパークリークに騎乗して2着に健闘。93年はベガで9着に敗れたものの、97年にはマーベラスサンデーで2着となり、06年はディープインパクトで春秋グランプリ連覇を決めた。つまり、4分の3の確率で連対している。
さもなればメイショウタバルも期待できるはず。アルゼンチン共和国杯を押し切ったミステリーウェイとの兼ね合いは気になるが、そこは枠順の“運”と“逃げの名手”の手綱さばきに期待したい。これまでのオカルトデータも味方に、史上12頭目の春秋グランプリVの偉業なるか。