23日に死去した尾崎将司さんを追悼した丸山茂樹(C)Getty Images 男子ゴルフ国内ツアー最多の通算94勝、賞金…

23日に死去した尾崎将司さんを追悼した丸山茂樹(C)Getty Images

 男子ゴルフ国内ツアー最多の通算94勝、賞金王12度を誇る“ジャンボ”こと尾崎将司さんが、S状結腸がんのために12月23日に死去したことが分かった。長男の智春さんが24日に公表した。78歳だった。

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 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は公式SNSを通じて「“ジャンボ”こと、尾崎将司氏が12月23日の午後15時21分、S状結腸がんのため亡くなりました」と報告。「今までもこれからも男子ゴルフを語るに欠かせない、唯一無二の存在です」と強調した上で「どうか安らかにお休みください。ありがとうございました」と感謝を記した。

 JGTOによれば、約1年前の診断後、本人の強い意志により、自宅療養を続けてきたという。葬儀については、故人の遺志により、近親者のみで執り行われ、後日にお別れの会を予定している。

 日本男子ゴルフ界を引っ張ってきた尾崎さん。今回の訃報を受け、国内ツアー10勝、米ツアー3勝の丸山茂樹が、24日に自身のインスタグラムを更新。「多くはお話ししませんが」と切り出した上で「デビューして最強に強い90年代のジャンボさんのゴルフ 一緒にプレーさせてもらった事は一生忘れません!僕の宝です!」と強調した。

 投稿した写真には、笑顔の丸山と、クラブを手に微笑む尾崎さんの姿が収められている。「本当にありがとうございました!心からご冥福をお祈りします!」と悼んだ。また、直後の投稿では、スーツ姿の2ショットを公開。「思い出の写真!最初のマスターズで撮った写真です!」と明かした。

 アマチュア時代に37勝を記録した丸山は、1992年にプロテストに一発合格。翌93年にツアー初優勝を飾るなど、「最強に強い90年代」に尾崎さんらとしのぎを削り、99年までに9勝を挙げた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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