4試合でインパクトを残すも右肘手術 ドジャースで昨季メジャーデビューを果たすも、今季はトミー・ジョン手術で全休となったリ…
4試合でインパクトを残すも右肘手術
ドジャースで昨季メジャーデビューを果たすも、今季はトミー・ジョン手術で全休となったリバー・ライアン投手にトレードの可能性が浮上している。期待の若手右腕として復活に期待がかかる一方、層が厚く勝利を義務付けられたチーム事情から、より戦力を充実させるためにトレードの選択肢も残されているのではと考える記者もいるようだ。
ライアンは2024年にメジャーデビューを果たすと、4試合の登板で1勝0敗、防御率1.33という見事な数字を残した。しかし、同年8月に右肘を負傷して手術を受けることになり、2025年シーズンを全休。ようやく2026年の完全復活が見えてきたタイミングだ。
MLB公式のドジャース番ソニア・チェン記者は23日(日本時間24日)の記事で、トレードの可能性に言及。ライアンは同じく若手有望株で2024年10月に右肩手術を受けたギャビン・ストーン投手とともにスプリングトレーニングには間に合う見込みという。
だが、現在のド軍ローテーションは非常に層が厚い。投打二刀流で完全復活を果たす大谷翔平投手をはじめ、山本由伸投手、ブレイク・スネル投手、タイラー・グラスノー投手といったエース級が並ぶ。さらに若手のエメ・シーハン投手がおり、佐々木朗希投手も来季は再び先発に戻る予定だ。ここに手術明けのライアンが割り込むチャンスがあるのかどうかという話にもなる。
チェン記者は、仮に開幕戦のロースターから外れマイナーでシーズンをスタートすることになっても「シーズン中のどこかの時点でチーム(ドジャース)に貢献する機会を得る可能性は十分にある」としつつ「この厚い層の中から数人をトレードに出すことも考えられる」とし、ライアンの高い潜在能力はトレード市場で魅力的だと指摘した。
27歳の右腕がドジャースの次代を担う柱となるのか、それとも補強の切り札として新天地へ向かうのか。世界一軍団のストーブリーグの動向に依然として注目が集まっている。(Full-Count編集部)