【リヤド(サウジアラビア)24日=藤中栄二】ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が24日、サ…
【リヤド(サウジアラビア)24日=藤中栄二】ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が24日、サウジアラビア・リヤドでワークアウト(公開練習)に臨んだ。27日、同地のムハマド・アブド・アリーナで、WBC世界同級2位のアラン・ピカソ(25=メキシコ)との防衛戦を控える。前日23日のグランドアライバル(到着イベント)に続き、大トリでワークアウトに登場。シャドーボクシングを消化した。
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会場でワークアウトを見届けた大橋ジムの大橋秀行会長(60)は一緒に20日からサウジアラビア入りし、最終調整をチェック。「こっちに来て、尚弥の調子がすごくいいので楽しみ。素晴らしい出来だよね」と強調した。25年を締めくくる4戦目となるものの「1番、良い出来だね」とキッパリ。今年9月、WBA世界同級暫定王者だったムロジョン・アフマダリエフ(カザフスタン)と比較しながら「ムロジョン戦よりもいい。決着ラウンドは向こう次第。今年の試合前、全部同じ(コメント)になってしまうが、楽しみ以外ない」と手応えを示した。
一方、井上の前にワークアウトに登場したピカソの体格、表情、ミット打ちなどの動きも確認した大橋会長は「近い距離はこわいのだけれど、その分、(井上も)やりやすいというのはある。あの身長とリーチでアウトボクサイングされた方が嫌だよね。あとは井上との試合となるとモチベーションも高くなるので」と警戒することも忘れなかった。