12…

 12月24日、「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が大会2日目を迎え、東京体育館で女子2回戦が行われた。激戦区の愛知県から出場している3校は、揃って白星を挙げて3回戦進出を決めた。

 今夏のインターハイ女王である桜花学園高校が第2試合に登場し盤石の試合運びを見せると、第3試合では星城高校、第4試合では名古屋経済大学高蔵高校も、全国の舞台でその実力をいかんなく発揮した。

 愛知県第2代表の星城は、帝京安積高校(福島県)と対戦。序盤から持ち前の攻撃力が爆発し、前半だけで55-26と大量リードを奪い、試合の主導権を掌握した。後半、粘りを見せる帝京安積に点差を詰められたものの、前半に築いた大きな貯金を守り抜き、最終スコア87-63で勝利した。次戦は大会4連覇を狙う“絶対女王”京都精華学園高校(京都府)との大一番に挑む。

 愛知県第3代表の名経大高蔵は、明豊高校(大分県)との一戦に臨んだ。前半を終えて27-25と、わずか2点差の接戦となったが、第4クォーターの勝負所で26-12の猛攻を仕掛け、最終スコア63-52で追撃を振り切った。3回戦ではベスト8進出を懸け、倉敷翠松高校(岡山県)と激突する。

 これで愛知県勢は、出場した全3校がベスト16に進出。圧倒的な実績を誇る桜花学園のみならず、星城、名経大高蔵が全国の強豪と互角以上に渡り合う姿は、まさに「バスケ王国・愛知」のレベルの高さを象徴している。頂点を目指す彼女たちの進撃は、明日以降もさらなる熱を帯びていきそうだ。

▼ウインターカップ2025女子12月24日の試合結果

奈良文化 69-72 一関学院

札幌山の手 83-74 岐阜女子

精華女子 88-79 四日市メリノール学院

龍谷富山 61-88 鳥取城北

桜花学園 96-56 柴田学園大学附属柴田学園

福井工業大学附属福井 99-73 京都両洋

大阪薫英女学院 88-64 県立湯沢翔北

千葉経済大学附属 80-94 日本航空 北海道

県立石川 51-61 八雲学園

埼玉栄 51-57 福島東稜

星城 87-63 帝京安積

日本航空 石川 45-65 京都精華学園

新潟産業大学附属 69-54 矢板中央

東海大学付属福岡 67-41 昭和学院

倉敷翠松 73-72 東海大学付属諏訪

名古屋経済大学高蔵 63-52 明豊

【動画】大怪我を乗り越え涙…金澤杏と棚倉七菜子がウインターカップ出場