◆第148回中山大障害・JG1(12月27日、中山競馬場・障害芝4100メートル)追い切り=12月24日、美浦トレセン …
◆第148回中山大障害・JG1(12月27日、中山競馬場・障害芝4100メートル)追い切り=12月24日、美浦トレセン
第148回中山大障害・JG1(27日、中山)に出走するエコロデュエルは中山グランドJに続く春秋のJG1連覇が懸かる一戦。パワフルな動きを披露し、17年オジュウチョウサン以来、延べ4頭目の偉業へ好仕上がりをアピールした。
主戦の草野太郎騎手を背に美浦・Wコースでクリノゴッホ(5歳1勝クラス)を3馬身半追走。しっかりとした脚取りでラップを刻み最後の直線に向くと、僚馬の内から軽くうながした程度で83秒4―12秒1で同時にゴール。前走(東京ハイJ)を使った上積みを感じさせる反応の良さが目を引いた。岩戸調教師は「ジョッキーがしっかりやりたいと言っていて、感じは良かったと。状態は申し分ない」と満足そうにうなずいた。
これまでJG1では(3)(4)(2)着など惜敗続きだったが、今春の中山グランドJはうっぷんを晴らす8馬身差のレコードV。善戦マンのイメージを払拭(ふっしょく)した。前走は2着と東京巧者に敗れはしたものの、前哨戦としては上々の内容を披露。「春にG1を勝たせてもらって、それにふさわしい走りをしてほしい。いい結果が出れば最高だね」とトレーナーは期待を持って送り出す。(石行 佑介)