<Softbankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:一関学院72-69奈良文化>◇24日◇男子1回…

<Softbankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:一関学院72-69奈良文化>◇24日◇男子1回戦・女子2回戦◇東京体育館

女子は一関学院(岩手)が奈良文化に72-69で勝利。延長戦にもつれ込んだ接戦を制し、岩手県勢の女子では27年ぶり、同校初の3回戦進出を決めた。柴田学園(青森)は第1シードの桜花学園(愛知)に敗れたものの、元Bリーガーを父に持つ波多野陽南主将(3年)が、チーム最多の18得点と気を吐いた。福島東稜は埼玉栄に勝ち、湯沢翔北(秋田)帝京安積(福島)は敗退。男子・秋田工は初戦で姿を消した。

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一関学院は最後まで前だけを向いて戦い続けた。第4クオーター(Q)残り2分28秒で60-50とリードするも、5連続得点を許すなど残り24秒で追いつかれ、まさかの延長戦に突入。山田繁監督からの「引いたり構えたり、結果を求めてうまくいかないからって頭下げないで、いいイメージだけ持って入ろう」という言葉に冷静さを取り戻した。

延長戦開始早々、オモカロマリアン・アブドゥルカリーム(3年)のシュートに児玉理央(2年)も続き、6点リード。最後は再び詰めよられるも3点差を守り切った。延長戦だけで4得点、2アシストの児玉は「自分の得点だけじゃなくて、他の部分でも貢献していきたいという気持ちでした」と安堵(あんど)まじりの笑みを浮かべた。

児玉は1回戦の三田松聖(兵庫)でも10得点13リバウンド2アシスト3スチールと大車輪の活躍だった。「周りを見ることを常に大事にしています」とゲーム勘を磨きながら、2年生ながらも主力としてプレーでけん引する。「3年生と試合できるのが最後なので、少しでも長く一緒にプレー出来るように」と限られた時間も原動力にコートを駆け回る。

次戦は25日、札幌山の手(北海道)と対戦。優勝候補の岐阜女子を破った相手に、この勢いのまま対抗する。「正直に言って急成長しているチームなので、最後までチャレンジをし続けていきたい」と山田監督。またひとつ経験を積んだチームで、歴史を塗り替え番狂わせも狙う。【高橋香奈】