元サッカー日本代表の李忠成さん(40)が24日、母校の西東京市立柳沢中学校を訪れ、全校生徒約280人を前に講演した。自…
元サッカー日本代表の李忠成さん(40)が24日、母校の西東京市立柳沢中学校を訪れ、全校生徒約280人を前に講演した。自身が中学時代に考えていたことを紹介し、夢をかなえるためには「本当の努力」が必要だと語った。
李さんが同校に入学したのは1998年。自分よりサッカーが上手な選手はたくさんいたといい、「どうすればこの選手に勝てるんだろうと常に考えていた」と振り返る。当時、意識していたのは「見る・聞く・知る」。他者から素直に学び続け、今の自分と目標との間にある「距離を測ること」が重要だという。
ただ、李さんは「本当の努力をしなければ夢はかなわない」とも語る。例えば、1日100本のシュート練習を自分に課したなら、絶対に100本をやりきるのが「本当の努力」という。
李さんは2011年、日本代表としてアジア杯・オーストラリア戦に出場し、優勝に導くボレーシュートを決めた。「もし疲れて99本で帰った日があれば、あのボレーシュートをうつ時に緊張していたと思う」と話した。(上保晃平)