南野の重症に各国メディアも衝撃を受けている(C)Getty Images サッカー日本代表MFの南野拓実(モナコ)が左膝…

南野の重症に各国メディアも衝撃を受けている(C)Getty Images
サッカー日本代表MFの南野拓実(モナコ)が左膝の前十字靭帯を断裂したと、クラブから発表された。現地時間12月21日、敵地で行われたフランスカップのオセール戦に先発出場し、36分に相手選手との交錯した際に倒れ込み、そのままピッチを後にしていた。
クラブでは今季も主力としてプレーし、リーグ・アンでは前半戦で3ゴール2アシストを記録。来年6月の北中米ワールドカップ(W杯)での活躍も期待されていた中、出場が危ぶまれる事態となった。
そのW杯で日本と同組になっている、オランダの国内メディアでも南野の負傷のニュースが報じられている。スポーツサイト『Sportnieuws.nl』では、「オランダの対戦相手、日本に悲劇:主力スターが悪夢の重傷、W杯欠場の恐れ」と銘打ったレポート記事を配信した。W杯開催まで半年を切ったタイミング起きた今回のアクシデントについて、「日本にとって大きな痛手だ。タクミ・ミナミノが重度の膝の負傷を負い、来夏のワールドカップを欠場する可能性が高まっている」などと伝えている。
さらに、「W杯出場への影響について公式な見解はまだ示されていないが状況は厳しい」と指摘し、同メディアは南野が負った怪我の回復までの見通しにも言及。「一般的にこの種の負傷では9〜12か月の離脱が必要とされ、W杯出場は極めて不透明と言えるだろう」と説いている。
代表チームでは森保一監督が就任した2018年から中心選手として起用され続けていることから、「日本にとってこれは計り知れない損失だ」と同メディアは強調し、「長年にわたり不動の存在であり、攻撃面で創造性をもたらす存在だ」と評している。
そしてW杯で日本と対戦するオランダ代表との試合でも、南野が欠場となった場合、「影響を及ぼす」と見込んでおり、「日本は6月14日に行われるW杯初戦でオランダと対戦する予定だ。ミナミノの離脱はアジアの強豪・日本にとって明確な戦力ダウンとなる」と主張。その上で同メディアは、「だが、それでも日本が難敵である事実は変わらない」などと論じている。
森保ジャパンで存在感を放ち、大舞台での実績も残して来た南野の負傷は、もはや敵味方関係なく、海外でもショッキングな出来事として受け止められているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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