「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のシングルス・ラウンドロビンは11月15日の夜半から16日の未明にかけて、2試合目の試合を行う予定だ。試合を予定しているのは、予選A組みのグループ〈ピ…

「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のシングルス・ラウンドロビンは11月15日の夜半から16日の未明にかけて、2試合目の試合を行う予定だ。

試合を予定しているのは、予選A組みのグループ〈ピート サンプラス〉の2試合で、その中で、ダビド・ゴファン(ベルギー)はグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する予定だ。ゴファンは初戦でナダルから1勝をあげており、準決勝に支出するかどうかも含めて注目だ。両選手の、「ATPファイナルズ」までの2017年の成績を振り返る。

ゴファンは、予選の第1試合としてナダルを7-6(5)、6(4)-7、6-4で破っているが、2017年にはほかにも見るべき戦績を残してきた。

同選手は2017年シーズンで、自己最多に並ぶ2つのタイトルを、ATP250の「深センオープン」とATP500の「楽天ジャパンオープン」で獲得しており、結果だけ見れば、調子の良い一年を過ごしたといえそうだ。

ほかにも、ATP1000マスターズの「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」では、ドミニク・ティーム(オーストリア)やノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って準決勝に進出し、ベスト4に入る(準決勝ではナダルに3-6、1-6で敗北し、ファイナリストの座は逃した)上位の大会でも結果をゴファンは残してきた。

ナダルからの勝利を準決勝への進出に結び付けられるか注目だろう。

一方の、ディミトロフは、予選の初戦で、ティームに対して、6-3、5-7、7-5で競った試合を制して、1勝をあげている。今年の戦績としては、年初の「ブリスベン国際」で、錦織圭(日清食品)と決勝戦で戦い、優勝を得るなど、タイトルも手にしてきた。

ほかにも同選手は2月の「ガランティ・コザ ソフィア・オープン」、8月の「全米オープン」前に行われた「ウェスタン&サザン・オープン」でもタイトルを手にしており、2017年の優勝回数では、ゴファンを上回っている。

さらに、2017年の直接対決の結果を見てみると、「全豪オープン」では、ディミトロフが準決勝で、3-6、2-6、4-6のストレートでゴファンに勝利しただけでなく、「ガランティ・コザ ソフィア・オープン」の決勝でも優勝をかけて対戦し、勝利を自分のものにしている。

他方で、ゴファンは「ABN AMRO ワールド・テニス」の、準々決勝で、ディミトロフと対戦した際には、6-4、1-6、6-3で勝利。実力的には、十分に勝利する力を持っていることも示している。

実力の伯仲するゴファン対ディミトロフの対戦は激戦が予想されるが、15日23時から開始する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※ダビド・ゴファンとグリゴール・ディミトロフは2017年シーズン中の3度目となる対戦として、ロンドンで再び相まみえる(写真は「全豪オープン」の準決勝の試合直後に両選手が握手する様子)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)