大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が、休場明けの初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)への出場に意欲を示した。…

大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が、休場明けの初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)への出場に意欲を示した。24日、茨城・阿見町の部屋で四股、すり足、てっぽうなどの基礎運動で、2時間半余り、たっぷりと汗をかいた。優勝争いのトップに並んでいた11月の九州場所千秋楽を、左肩鎖関節脱臼で初土俵から16場所目で初の休場。その後の冬巡業も全休していたが「しっかりと回復していると思う。徐々に戻ってきている。(22日に)番付発表も終わって、初日に向けて準備したい」と、冷静な口調で語った。

「初日に向けて準備」と話したことで、初場所は出場予定か問われると「その考えでいます」と話し、力を込めた。この日の稽古では、右手で左肩を押さえながら、てっぽう柱に巻き付けたゴムチューブを引っ張り、患部の付近の筋力強化に努めた。さらに、付け人を呼んで背後から両腕や肩甲骨付近を引っ張ってもらい、体をほぐす動きなどを繰り返していた。痛みについては「まだ本格的な稽古をしていないので分からないですけど、悪くはないと思う。明日以降も、しっかりとやっていきたい」と、基礎運動をこなす現状では計り知れないとしながらも、快方に向かっている感覚はある様子だ。

今年を振り返り「1月から全部2桁勝てて、優勝も3回で、横綱に昇進できて満足のいくような結果だった」と語った。一方で「最後の最後、ああいう形になってしまった」と、自身が優勝できなかったこと以上に、優勝争いに左右する形での休場に、悔しさと申し訳ない思いをにじませていた。

九州場所後、部屋の他の力士と同じく、1週間の休みを経てから、茨城県内の部屋で稽古を再開したという。体づくりを徹底していたため、背中や両腕、しりなどの筋肉が盛り上がり、すでに体は仕上がっている。「1月場所は優勝したことがない場所でもあるし、良い1年にするためにも、しっかり頑張りたい」。出遅れている印象は全くなく、初場所は変わらず、優勝候補の本命に君臨しそうな気配だ。