年の瀬が迫る。西武の本拠地ベルーナドームは24日、年内の練習開放最終日を迎えた。大トリで打撃練習をこなしたのは村田怜音内…
年の瀬が迫る。西武の本拠地ベルーナドームは24日、年内の練習開放最終日を迎えた。
大トリで打撃練習をこなしたのは村田怜音内野手(24)だった。
置きティーをしてから「確認のために10球だけ打ちます」とマシンに向き合い、結局は20球近く。普段はコンタクトレンズ派だが、この日は眼鏡姿で豪快にスイングする。
1年前は引っ越し準備でドタバタだった。「こうやって1年を締めくくれるのはすがすがしい気持ちですね」。大寒波でレンズは曇るが、充実の表情だ。
シーズン中は多くの仲間に身長197センチの肉体を囲まれながら、1年の最後は1人で黙々とこなす。
「僕タイプの大きさの人って日本にはなかなかいないので、誰かから教えてもらうというよりかは、まずは自分がプロで通用する感覚を見つけていくしかないので」
8月2日のロッテ戦(ベルーナドーム)でプロ初本塁打を放った。今季のチーム内でも屈指といえる完璧な一撃だった。
ただ23試合出場にとどまったのも現実だ。1軍ではさらなる確実性が求められる。将来の主砲候補とはいえ、その確実性が出てこない以上、球団は当然のようにオフに補強をする。
でも村田はあまり揺さぶられない。
「あまり考えてないですね。新しく誰かが来て誰かが打っても、そもそも自分が打てなかったら補強がなくても上がれないので。自分が結果を出せば入れるので、その点では自分のことしか考えてないです」
誰かより自分-。徹底して高みを追求していきながら、時には勝負も。
それが25日、クリスマスの夜だ。埼玉県内でディナー&トークショーが開催される。パートナーは長谷川信哉外野手(23)だ。早々に満員御礼になった。
「長谷川ファンだらけだと思うので。全員村田ファンに寝返らせてやろう、って気持ちです」
その意気も、すがすがしい。【金子真仁】