コントレイル産駒のGI初出走初制覇なるか。ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)にジーネキング(牡2、…

 コントレイル産駒のGI初出走初制覇なるか。ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)にジーネキング(牡2、美浦・斎藤誠厩舎)とバドリナート(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)の2頭がエントリーしている。

 どちらも上位を狙える実力馬だ。ジーネキングは勝ち上がりに3戦を要したものの、一戦ごとに力を付けてきた。前走の札幌2歳Sではマイペースの逃げから渋太く粘り、ショウナンガルフからクビ差の2着。後方から長く脚を使った勝ち馬にねじ伏せられたものの、重賞でも通用することを示した。パワー型の先行馬なので、仮に道悪になっても問題なし。展開一つで押し切りまであっていい。

 もう1頭のバドリナートも五分の評価が必要だ。デビュー戦は惜しくも2着だったが、2戦目から未勝利、萩Sと2連勝。気性に若い面が見られるものの、逆に言えば伸び代はたっぷり。こちらもジーネキングと同じく、前々で運べるのは強みといえる。

 コントレイルは19年にホープフルSでGI初制覇を果たし、翌年の三冠達成につなげた。2頭は並み居る強豪を撃破し、父に続くことができるか。その走りから目が離せない。