J1神戸主将のDF山川哲史(28)が24日、神戸市中央区の三宮センター街1丁目商店街の地面に施された装飾展示「VISS…

 J1神戸主将のDF山川哲史(28)が24日、神戸市中央区の三宮センター街1丁目商店街の地面に施された装飾展示「VISSEL QUEST(ヴィッセルクエスト)」のお披露目に登場した。

 1995年のチーム創設、阪神・淡路大震災の被災から今年まで、象徴的な出来事を収めた31枚のマスに各シーズンの象徴的な写真や成績がプリントされている。「懐かしい選手や応援していた選手の写真を見て、こういう年もあったなとか、自分もヴィッセルとともに成長してきたなという思いになった」と見入っていた。印象的な年に「23年のリーグ初優勝」を挙げ「ヴィッセルに入って、J1で優勝することは全く想像してなかった。開幕から勝っていって、プレッシャーを乗り越えて優勝という結果をつかみ取れたのはいい思い出」と振り返った。

 31枚目の近くにあるオフィシャルグッズショップ「THE VISSEL」では「ACLE優勝」と来年の目標を記した巨大絵馬を納め「クラブとして悲願のACLE(アジア・チャンピオンズリーグ・エリート)をつかみ取りたい」と誓った。今年は国内タイトルを逃したが、来年まで続くACLEはグループリーグ突破を決めている。「一度優勝したら、これからは優勝以外は見えていないと思う。常に強い神戸であり続けられるように、僕が中心でいられるように努力したい」と覇権奪回へ力を込めた。

 2月からは新シーズンの百年構想リーグが始まる。「新監督になるし、新しい神戸になる。よりパワーアップした神戸を見せられるように切磋琢磨(せっさたくま)して競争することでチーム力も上がると思う」と見据えた。