ヒョンデ・モータースポーツのカスタマーレーシング部門は、ヒョンデi20Nラリー2のアップデートモデルを発表した。 今回の…
ヒョンデ・モータースポーツのカスタマーレーシング部門は、ヒョンデi20Nラリー2のアップデートモデルを発表した。 今回のアップデートでは、各ユニットごとに独自に調整されたエンジンキャリブレーションを導入。これにより1.6Lターボチャージャーエンジンのトルクとパワー供給能力の潜在性能を、最大限に引き出すとしている。ワンオフの検査後は、新たなキャリブレーションによりトルクが増加し、2025年シーズン開始時に導入されたi20Nラリー2“ステップ2アップグレードパッケージ”の一部でもあった、エンジンパワーが向上する。
また、あらゆる路面でのハンドリング性能を向上させるため、ダンパー内部構造を、新開発の内部パーツを盛り込んで再設計。ジョーカーを使用して、ワイパーモーターとリヤウインドウもアップデートされた。新型のリヤウインドウは通気性を向上させ、フロントガラスの曇り問題を解消。従来設計より、軽量化も実現した。さらに頑丈で効率的かつ信頼性の高いワイパーモーターにより、ラリーが遭遇するあらゆる気象条件下でも、クルーは安心して走行を続けられるとしている。
こうしたアップデートのペースを保つことで、既存顧客をサポートしつつ、i20Nラリー2をプロチーム、クルー、プライベータードライバーのすべてにとって魅力的なパッケージを維持し続けるとしている。同部門は新規・既存、双方のカスタマーに対して高い水準のサポートを提供しており、イベント現地でのエンジニアリング支援と効率的なスペアパーツ配送サービスを実施していると自負する。
今回のアップデート公開は、同部門のエンジニアによる多大な作業と、現行i20Nラリー2の複数ドライバーによるテストを経て実現。テストには2025年のポルトガルチャンピオン、ダニ・ソルド、オーストリアチャンピオンのサイモン・ワグナー、フランス・ターマックラリー選手権の常連であるエリック・カミリとユーゴ・マルガイヤンらが参加した。 テストは欧州各地で様々な条件下で行ったが、ドライバーたちは最新の開発成果を称賛しているという。

ヒョンデ・モータースポーツのカスタマーレーシングマネージャー、ブノワ・ノジエは「25年序盤に導入したステップ2アップグレードパッケージの効果には非常に満足している。性能向上により、我々のカスタマーは獲得した選手権のリストをさらに増やすことができた。しかし、ラリー2市場での地位を維持するためには、車両の開発を継続しなければならいない。そうでなければ、我々も我々のカスタマーも取り残されてしまう」と語る。
「最新のアップデートは、車両に秘められた性能を引き出すことを目的としている。オーダーメイドのキャリブレーションにより、カスタマーのエンジンは常に最大限の性能を発揮できるようになる。そのほかのアップデートでも、ドライバーたちはあらゆる状況下で安心して限界まで追い込めるようになるはずだ」