伯桜鵬から伯乃富士の改名について、師弟がそれぞれ見解を示した。大相撲初場所(26年1月11日初日、東京・両国国技館)に向…

伯桜鵬から伯乃富士の改名について、師弟がそれぞれ見解を示した。大相撲初場所(26年1月11日初日、東京・両国国技館)に向けた力士会が24日、両国国技館内の相撲教習所で行われた。

引退相撲(同1月31日)開催のあいさつに訪れた伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は、宮城野部屋出身力士8人が改名して「富士」が付いたことに「預かった以上は自分の弟子。同じ方向を向いていこうということで変えた。みんなで話し合って決めました」と説明。伯乃富士については、出身の鳥取県=「伯耆国(ほうきのくに)」に由来していることにふれ「『伯』は入れたい」とした。改名しなかった炎鵬は、本人の意思を尊重したという。

伯乃富士は「『伯乃富士』の名前を、自分の結果で広めていきたい。もちろん、宮城野部屋の当時の師匠に『伯桜鵬』という名前をもらっているんで、そこの思いもあります。師匠と相談して、最終的には自分で決めました」と話した。一部の化粧まわしは、しこ名の刺しゅうを修正して初場所に間に合わせる。明け荷は間に合わないため、「伯桜鵬」のまま使うという。

22日に発表された初場所の新番付で、伊勢ケ浜部屋の力士は9人が改名。9人中8人は元横綱白鵬の宮城野部屋出身で、伊勢ケ浜部屋に所属する力士31人中、29人は「富士」が付くしこ名となっていた。