今年の宝塚記念を勝ったメイショウタバル(栗東・石橋守厩舎)。有馬記念(12月28日・中山芝2500m)ではファン投票…
今年の宝塚記念を勝ったメイショウタバル(栗東・石橋守厩舎)。有馬記念(12月28日・中山芝2500m)ではファン投票第4位の支持を受けており、ここは春秋グランプリ制覇の期待がかかる一戦。今朝24日はレースに向けた最終追い切りを行っている。
7時20分すぎにCWへ1頭で入場。周囲に馬が少なかったことはあるが、春以前よりも落ち着いたキャンターで1コーナーから2コーナーを抜けていき、向正面へ入っていく。ここも無理に抑えているというよりもしっかり鞍上の指示を待つという感じ。じわじわとラップを速めていき、3コーナーから4コーナーへ入っていく。
ここも遅めのラップだったが、しっかりと脚がたまっているという感じで、最後の直線に向いてから、一気にトップギアまで加速する。水分をたっぷり含んだウッドチップでかなり重たい馬場状態だったが、そんなことを感じさせないスピードとパワーのバランス。素晴らしい走りでゴール板を駆け抜けた。
時計は6F85.8〜5F68.5〜4F53.0〜3F37.4〜2F22.9〜1F11.3秒。やはり単走の方が最後の直線は伸びるというのが個人的な印象。馬体の張りも目立っていて、体調面に関しても文句なし。この馬らしい走りで今年の有馬を盛り上げてくれることは間違いないだろう。
(取材・文:井内利彰)