男子ゴルフでツアー最多94勝を誇り「ジャンボ」の愛称を持つプロゴルファーの尾崎将司さんが23日午後3時21分、S状結腸が…
男子ゴルフでツアー最多94勝を誇り「ジャンボ」の愛称を持つプロゴルファーの尾崎将司さんが23日午後3時21分、S状結腸がん(ステージ4)のため78歳で死去した。24日、長男の智春さんの名前で発表された。
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78歳でなくなった尾崎将司さんは、1947年(昭22)1月24日、徳島県の最南端、太平洋に面した宍喰町(ししくいちょう、現海陽町)で生まれた。自然が多く、運動に打ち込める環境でもあった。
64年のセンバツ高校野球で、徳島県立海南(現海部)のエースで全国制覇を遂げた。元陸軍中尉だった父親の実さんが、幼少の頃から尾崎さんのしつけに厳しく、野球でもキャッチボールの相手を務め、指導していた。父親譲りの闘争心で、のちにツアー最多94勝という金字塔を打ち立てた。
91年12月4日、その父が急性心不全で76歳で急逝した。当時44歳の尾崎は、開幕を翌日に控えた日本シリーズの欠場を急きょ決め、喪主を務めるために、次男健夫とともに東京から徳島の実家に戻った。当時取材に訪れた記者を、尾崎さんは実家に招き入れ、丁寧に対応してくれた。
あれから34年がたち、尾崎さんも父と同じ12月に旅立った。「オヤジは決して弱音は吐かなかった。ありがとう、感謝しかない。天国でも見守ってくれよ」という当時の言葉は、今も忘れられない。【横田和幸】