12月24日(水)に名古屋競馬場で行われる名古屋大賞典(3歳上・JpnIII・ダ2000m)。ダート路線におけるロー…

 12月24日(水)に名古屋競馬場で行われる名古屋大賞典(3歳上・JpnIII・ダ2000m)。ダート路線におけるローテーション整備の一環で、24年から12月中旬〜下旬の開催となり、負担重量がハンデキャップに変更された。

 昨年覇者のミッキーファイトはその後、フェブラリーS3着を挟んで、アンタレスS、帝王賞、JBCクラシックと3連勝を飾って大きく飛躍した。今年の出走馬も半数が4歳以下の若手。未来のダート界を担う、スター候補の誕生を期待したい。発走予定日時は24日(水)の19時20分。主な出走馬は以下の通り。

■ベルピット(牡5、北海道・角川秀樹厩舎)

 シーズン初戦は2着に敗れたが、コスモバルク記念ですかさず巻き返すと、前走の道営記念まで圧巻の5連勝。通算で重賞15勝を挙げ、ホッカイドウ競馬の歴代最多を更新した。昨年の名古屋大賞典は好位から運んだものの、徐々に置かれて9着。それでもひさびさの遠征、初の名古屋コースで0.7秒差なら悪くない。一年かけてパワーアップした姿をファンに見せられるか。

■カズタンジャー(牡4、栗東・新谷功一厩舎)

 5戦目以降、4着以下に敗れたのは一度のみで、安定した成績が魅力。今年に入って本格化の兆しを見せ、5月に2勝クラス、3勝クラスを連勝してOP入り。昇級初戦のスレイプニルSは2着に敗れたが、マーキュリーCでは末脚を爆発させ、初タイトルを手にした。勝負どころで置かれるところがあり、3着だった前走の白山大賞典と同じく、小回りへの対応がカギとなる。

■レヴォントゥレット(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)

 デビュー戦は7着だったが、2戦目から4連勝を果たしてOP昇級。とりわけ3勝クラスの伊勢Sは、ハイペースで完全に差し決着の中、粘りこんで勝利したもので、着差以上の強さだった。その後も平安Sで3着、日本テレビ盃で2着と随所で見せ場。前走のみやこSは11着に崩れたが、さすがにレコードの流れでは厳しかった。今回もハナを奪って、粘り込みを狙う。

 そのほかにも、昨年3着のシンメデージー(牡4、高知・打越勇児厩舎)、ブラジルCを人気薄で制したアピーリングルック(牝4、美浦・辻哲英 厩舎)、浦和記念でひさびさに好走したデルマソトガケ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)などが出走を予定している。