今季からサッカーJ3に参戦し、残留を決めた高知ユナイテッドSCの運営を支えるため、高知県がふるさと納税の仕組みを使って…
今季からサッカーJ3に参戦し、残留を決めた高知ユナイテッドSCの運営を支えるため、高知県がふるさと納税の仕組みを使って個人や企業から集めた寄付金が、11月までに4353万円に上った。クラブへの補助金として、強化費や遠征費に充てられる。寄付額に連動した県の出資も、上限いっぱいの3千万円を来年1月に追加する予定だ。
県によると、4~7月に募集したクラウドファンディング型ふるさと納税による寄付が計1953万円。6月下旬に表面化した前監督のパワハラ問題などを受けて寄付者の意向を確認し、5人に32万5千円を返金した後の確定額という。
企業版ふるさと納税でも、1社の2千万円を含む計2400万円の寄付があった。
県は4月末に2千万円を出資。さらに、これらの寄付金とクラブ自身が集めた募金の合計と同額を、3千万円を上限に、追加で出資する方針を示していた。県出資は計5千万円となり、出資比率は19.1%となる見込みという。(斉藤智子)