皐月賞馬のミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)とアルゼンチン共和国杯覇者のミステリーウェイ(セ7、栗東・小…
皐月賞馬のミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)とアルゼンチン共和国杯覇者のミステリーウェイ(セ7、栗東・小林真也厩舎)が、馬名の頭文字が「ミ」の馬では史上初となる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の制覇を狙う。
今年で節目の70回を迎える有馬記念だが、馬名に「ミ」が付く馬はなぜか苦戦を強いられている。勝ち馬は78年のカネミノブの1頭のみ。そして頭文字が「ミ」の馬はまさかの未勝利。グレード制が導入された84年以降に限ると【0-1-2-11】の勝率0%、複勝率21%で、85年のミホシンザンの2着が最高着順となっている。
今年こそ「初勝利」なるか。該当2頭のうち、エース格は皐月賞馬のミュージアムマイルだろう。春に皐月賞でGI初制覇を果たし、秋はセントライト記念が1着、天皇賞(秋)が2着。ここでも上位の力を秘めていることは間違いなく、初の2500mさえ克服できればチャンスがあるはずだ。もう1頭のミステリーウェイは伏兵の立場だが、逃げ脚質は大きな魅力。後続のマークが緩むようなら、見せ場以上があっても不思議はない。
2頭によってジンクスが破られるか。馬名の頭文字が「ミ」の2頭から目が離せない。