元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が22日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョ…
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が22日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。27日(土)に中山競馬場で行われるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
田井氏は新馬戦を5馬身差で圧勝したラヴェニュー(牡2、栗東・友道康夫厩舎)を1番手にチョイスした。「日本が誇る最強スプリンターの父ロードカナロアと、アメリカでダートG1・2勝の母コンテスティッドのパワー配合」と述べ、「ヨロがバチッと張り出した臀部の筋肉が両親の名前に負けない豊かな容量を誇り、そのエンジン性能は過去の勝ち馬に引けを取りません」と絶賛。続けて、「横並びで明らかにお尻が大きく、しかもその質も優秀。キック力を司る半腱半膜様筋、大腿二頭筋が立体的に自身の存在を主張している。それでいて後肢が長くスラッと伸びていますから、末脚比べで同世代に遅れを取ることはイメージができない」と褒めちぎった。
デビュー戦の勝ち時計1分46秒7は、東京芝1800mの新馬戦において、クロワデュノールと並んで最速だった。「スケールの大きさはその走りで証明済みですが、ド迫力の馬体写真を目の当たりにすると、大物登場の実感がわいてくる」と将来性を含めて注目。「スケールは満点クリア。残るは機動力とパワーですが、機動力を担保する前躯が古馬顔負けに充実しており、浅胸筋、上腕三頭筋も一流のそれ。パワーに関しても米国由来の母方の血統、500kg級の雄大な馬格から文句が付けられない」とタイトル獲得に期待をかけた。