<プロレスリング・ノア:後楽園大会>23日◇東京・後楽園ホール第1試合の前に極悪軍団チーム2000XのOZAWA(29)…

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>23日◇東京・後楽園ホール

第1試合の前に極悪軍団チーム2000XのOZAWA(29)が突然リングイン。マイクをつかんで「今年最後の試合だってのに、しょうもないカードがたくさんあるな。我々チーム2000Xの試合以外は全てトイレタイムだ」などと文句を言い出した。さらに来年元日の日本武道館大会で激突するGHCヘビー級王者Yoshiki Inamura(稲村愛輝)をリングに呼び出した。

OZAWAは稲村に対し「お前のような野良猫に餌をあげる偽善者、そして後輩の悪口、ウソの情報を会社に報告するような、もうゴミカス! そんなヤツがプロレスリング・ノアのトップにいたら、また泥舟に戻っちまうよ。そして現に稲村、お前はチャンピオンとして全然人気がない!」とこき下ろした。しかしここでファンから割れんばかりの「愛輝コール」が巻き起こった。

納得いかない様子のOZAWAだったが「今日は年内最終試合だと言うにもかかわらず、何だあのメインのカード。稲村&(マサ)北宮組対清宮(海斗)&遠藤(哲哉)組? 北宮以外しょうもないメンバーしかいないぞ。こんなカードじゃ年内最後、締まらない!」と言って「メインイベント、俺も参加してやる!」と宣言した。

稲村も「ワオ! ラストショーにふさわしい、ビッグサプライズだね。ミスターOZAWA、正面からのオファー、そしてユーのオネストな気持ちに、しっかり応えてあげよう」などと応じた。

OZAWAは「それでは俺が今からカードを決める! メインイベント、マサ北宮&タダスケ&OZAWA組対、稲村&清宮&遠藤哲哉でやる」と勝手にカード変更。稲村も「ミーはユーからのチャレンジを、エニタイム、エニウェア、アクセプトしてあげよう」などと了承した。

OZAWAは「年内最後のメインイベントを、つまらない試合の予定を、俺が楽しい試合に変えてやったぞ。すべてはノアのために! THE REAL REBEL!」と叫んで去っていった。

こうして今年9月に左足のリスフラン靱帯(じんたい)を損傷して欠場していたOZAWAが、来年元日の予定を前倒しにして、この日の後楽園で復帰することが決定した。