東都大学野球の青学大は23日、相模原市内の同大グラウンドで練習納めを行った。早朝から練習が始まり、10時、シートノックで…

東都大学野球の青学大は23日、相模原市内の同大グラウンドで練習納めを行った。

早朝から練習が始まり、10時、シートノックで練習を終えた。

今年、チームはリーグ6連覇を達成し、明治神宮大会では史上6校目となる連覇を達成した。ドラフトでは23年から3年連続でドラフト1位選手を2人ずつ輩出。来年も、新主将に任命された渡部海捕手(3年=智弁和歌山)、副主将の鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)の2人が早くもドラフト1位候補として、注目されている。渡部は「1位で行きたい。3年連続で1位が2人いることは意識せざるをえない。それが逆に自分のやりがい。プラスに捉えています」と、力強く話した。

「今年は肩のケガから始まった1年で苦しいスタートでしたが、チームとしても、秋は日本一をとれた。いい1年だったと思います」と、振り返った。万全な状態でシーズンを迎えるために、12月の練習は、ウエートからスタート。「体をしっかりと鍛え、グラウンドにつなげる」。ケガをしない体をこの冬の間に作るつもりだ。

来たるべきとき-ドラフトへ準備はできている。捕手として、自信があるのは「総合力」だ。「盗塁阻止率。試合をコントロールする能力。どれだけ勝利の確率を上げられるか。そこが自分の持ち味だと思います」。1年春からマスクをかぶり、優勝を重ねリーグ6連覇に貢献。新チームからは主将も任され、いよいよ最終学年を迎える。「自分はベストナインをとりたい。自分が打たないとチームも勝てない。まずはベストナインをとってプロに行きたい」。年末年始は体を休めた上で、練習を継続。力を発揮する準備に手は抜かない。

ドラフト1位に加え、目指すは「大学4冠」だ。「チームの目標は10連覇。来年は、7連覇、8連覇を自分たちの代で築き、最終目標は4冠。そこは最後までブレずにやっていきたい」。渡部が率いる常勝軍団・青学大の勢いは、来年も止まらない。