東都大学野球の青学大は23日、相模原市内の同大グラウンドで練習納めを行った。勝負の年がくる。来年のドラフト上位候補に挙が…
東都大学野球の青学大は23日、相模原市内の同大グラウンドで練習納めを行った。
勝負の年がくる。来年のドラフト上位候補に挙がる鈴木泰成投手(3年=東海大相模)は「高校でプロの道を進まずに大学ドラフト1位で行くという目標を立ててきて、やっと自分の年がくる、という感じ」と、26年到来を心待ちにした。
大学入学以来、6シーズンすべてリーグ優勝。通算8勝を挙げ、2年まではチームの守護神。そして今年は先発も経験した。「順調」と自負するが、まだまだ満足はしていない。「1位候補と言われることが多いんですが、もう1段階、レベルアップしないと1位で行けないと思っている」。神宮大会が終わってからは、「土台作り」を目標に、トレーニングに力を入れ、現在の体重90キロよりも3~5キロアップを目指している。「フォームの安定感。バテない体を作りたい」。年末年始もしっかりと体を動かす予定。来年は1戦目での先発が予想されるだけに、その準備が始まっている。
高校3年時もドラフト候補と騒がれながらも大学進学を選んだ。「大学でも、勝たなきゃいけないプレッシャーを感じながら、試合に勝つ楽しさ、苦しみ。濃い3年間、早かったですね」と振り返るが、それ以上に濃い1年が待っている。「鈴木が投げたら勝てないだろう、と言われるくらいに実力をつけていきたい」。ドラフトを迎えるその日まで成長の手を止めない。